・肝内胆汁うっ帯
・小葉間胆管減少、消失
・黄疸
肝臓の中の胆管が一部ない状態。
栄養吸収が出来にくいため、成長障害・知能障害がでてくる可能性があります。
また、胆管が少なく胆汁酸の流れが悪い場合、通常であれば脂肪から胆汁酸で消化・生成されるビタミンKが生産されなくなります。
ビタミンKは止血作用があるため、これが生産されなくなると血の止まりが悪くなります。
肝臓の状態では肝臓移植を要する場合があります。
しかし、大きな手術には心臓に負担がかかる場合があり、心臓の状況によっては移植ができないという場合もあります。
『胆汁うっ滞』
胆汁がうっ滞する(たまる)と 全身が痒くなるそうです。
痒くてじっとできない・人の話が聞こえない・血が出ても気にならないくらい 掻きむしることがあります。
真翔の場合、0歳8ヶ月、胆汁がたまりすぎて 肝臓移植を適応されました。
肝臓を移植をすると 痒みはなくなるそうですが 真翔は心臓も悪いため移植ができませんでした。
そのため、いまだに痒みと戦っています。
特に止血作用も悪かった小さな頃は 寝ている間も掻き続けていたため 毎日布団が血だらけでした。
今まで、飲み薬も塗り薬もいろいろ試してみましたが、効果的なものはなかったです。
本人が「一番効く!!」と言ったのは 虫刺されに塗る『ウナ クール』!!
スースーするのが良いようで 5歳の頃から夏は特に愛用してます。
ハッカ油やメントール成分の入ったものもいろいろ試してみましたが 2回と続くものはなかったです。
お薬だけではなく 光線治療をしたこともあります。
反抗期の影響なのか 進んで治療を受けることがなくなっていましたが この機械に入るときだけは喜んで入っていました。
ですが 痒みがなくなること・軽減することはありませんでした。
また、痒みの程度がどれくらいかを調べる検査もしたことがあります。
時計型機械を3日間装着して どれくらい掻いていのかを調べました。
3日間の平均では、一晩で13回起き、そのうち1回起きるたびに約5分程掻きむしってることになるそうだ。
平均睡眠効率は60%以下でした。
夜 ぐっすり寝れていないため、睡眠が十分とれておらず 昼間起きているつもりでも 集中できていないことになるそうです。
痒みが強いと集中できない、
しっかり寝ているつもりでも 脳は休んでいない、
痒みが気になり話が頭に入ってこない などあります。
痒みと戦っている本人たちは 決して聞いていないのではないのです