肺の手術

気胸で緊急入院。

階段が登れないくらいしんどくて
座っていないと息もし辛い状況でした
サチュレーションの数値も上がらず・・・
そんな状況で一人で病院まで来たことは褒めてやりたい!
本当に頑張った!!

診察後直ぐにレントゲン・CTを撮り
そのまま病棟へ

肺は小さく小さくなっていた…

「緊急入院」&「緊急手術?」「処置?」
その場で直ぐに肺にドレーンを刺し
肺にたまった空気を抜く
局部麻酔はあったらしいけれど、
麻酔があまり効かなかったのか?
後日「めっちゃ痛かったと…」真翔が言っていた。

通常であれば処置後、肺の大きさも戻り数日で自然治癒 肺の穴が塞がるそうなのだが、
1日経っても肺の大きさが戻らず、少し吸引をして肺を大きくする。
そして1週間経っても穴が塞がらず、肺から空気が漏れ続けている

経過観察をしながら自然治癒を待っていたが、
ドレーンを刺したままだと感染のリスクも高まるため、肺の穴を塞ぐ手術をする事に

医師の事前説明を聞いて
思っていたより大変な手術になる事を説明される

片方の肺を一時的に萎め、そこに水をため、空気を送りながら空気の漏れをさがす。
(自転車のパンク修理の原理)

でも色々な問題がある
胸腔鏡での手術
肋骨の隙間から器材を挿入するため、視界が狭い上に可動域が少ない。

そして【肺・心臓への負担】
真翔の場合、肺動脈狭窄があり元々肺へ送り込む血液・酸素の量は通常の人の70%程度
その分 日頃から心臓にも負担をかけている
それなのに一時的に1つの肺を萎めて、もう一つの肺だけでその役割を担う。
そして、それは心臓への負担にもなる。
元々 不整脈などもあり、色々心配。

【止血作用の問題】
当時も数値的に安定はしていたので、
それ程心配をすることはなかった、
しかし手術をするとなると、血が止まりにくい可能性があることはハイリスクとなる。
輸血の準備もしながらの手術

【輸血の問題】
これは毎度のこと

【回復力】
傷の治りも心配されながらの手術
縫合部分の治りがどうか?
普段の生活ではそれ程気にすることがない程度でも、
手術、それも肺や心臓のようなデリケートな臓器となると、ちょっとした不安に対して備えをしなければいけない。

【全身麻酔】もやっぱり心配

術前の説明で医師より色々と説明をされて
かなり不安になる
心配で心配で仕方がない

通常手術の成功率が90%程度だとして、
上記のことを踏まえて80%〜70%程度だと思っていて下さいとも医師に言われた

医師も何が起こるかはわからないので、説明義務&予防線をはるのはわかる、でも聞けば聞くほど親としては不安が募る

真翔 本人も一緒に説明を聞いていた
不安だっただろうな
でも、手術するしかないから強がっているのかな?
説明を聞きながら真翔の目が充血していたように思う
「早く帰りたいから、早く手術をしてくれ!」
っとずっと言ってるけど、いざ手術の前になると不安だよね

2023年12月4日
気胸の手術 無事終了

術後、重症回復室へ
意識が朦朧とした中
胸をトントンとして、胸の痛みを訴えている真翔の姿をみるのが本当に辛く
久々に心では表せない、自分の感情と向き合った。

「手術無事成功してよかった」「親として我が子の苦しんでいる姿をみるのが辛い」「かわいそうに、助けてあげたい」「頑張れ!」「よく頑張った!」

帰り際、意識が朦朧としている中でも写真を撮る時に、無意識でグーしてた事にちょっとホッとした。
少しでも安心させようとしてくれたのかな?

ありがとう!!
でも、やっぱり心配

重症回復室で2日間ほど様子をみて
空気も出ていないし状態も落ち着いているとの事で、その場でドレーンを抜く。
その様子はみていなかったけれど、「真翔も大泣きするほどかなり痛がっていた」と看護師から状況を聞き、また胸が締め付けられる。

その後の経過も順調で、数日で退院許可がおりた。
退院直前に炎症反応が出て退院が1日伸びたり、
退院が決まった日に「大量鼻血が4時間程度止まらない」など、色々あったが無事退院。

真翔自身は直ぐに寮に戻り、仕事へ行くというが、抜糸もまだなので1週間程度は自宅療養。
1週間後、抜糸が終わったら直ぐに寮へ戻り仕事復帰しました。

入社直ぐに長期で休み、年末年始の繁忙期に休んでいるのも心配だったのだろう。
でも親としては、もう少しゆっくりしていったらいいのにと思う。(親バカ)

ま〜 元気になってよかった!