H20年5月1日
真翔の肝臓は決して良くなっているとは言えません。
しかし、何とか頑張って機能を保ってくれているようです。
今現在の真翔への心配は、肝臓よりも心臓の方が強くなってきています。
医師の話によれば、真翔が成長していくにつれて、身体も大きくなり、動きも激しくなる。
そうなると今まで以上に心臓への負担が大きくなり、小学校の高学年くらいには心不全を起こす可能性が高くなるということです。
この状況を理論的に解決する方法は、心肺同時移植。
そして真翔の肝臓の事を考えると肝臓も一緒に移植をしなければいけないという状況です。
心臓移植は日本ではまだ認められていない治療法。ましてや多臓器の同時移植となれば困難を極める。
以前のコラムで書かせていただいたように、肝臓移植ができないと言われたときに少しホッとした気持ちが僕の中であった。
移植とは本当に大きな手術であり、覚悟がいる治療法である。その緊張から解き放たれた正直な気持ちかもしれない。
しかし、それは目の前に真翔の笑顔があるからこそ思えた気持ち・・・
将来、目の前で真翔が苦しみ、その笑顔が奪われるのであれば親として父として、新たな決断をしなければいけないと思う。
心臓移植とは、本当に大変な治療法だということは知っている。
日本ではまだ認められていない治療法。海外での手術=保険適用されない金銭的な問題と技術面の問題。なにより、心臓を移植するということは「命」を譲り受けるということだからである。
今、「真翔の笑顔を守るために何をするべきか」を考え、、1日1日を大切に生きていかなければいけないと思う。
1日1日真翔の笑顔を見ながら 日々の真翔の成長を感じ、喜びを感じ。そして将来の真翔に何をしてあげれるかを!
今は困難な手術であっても、今は治療法が確立されていない病気であっても、いずれそれは克服され確立されるかもしれない。
いや、それを実現するために今から1つづつ、1歩づつ前を向いていかなければならないと思う。
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